Blog

本業だけでは気づかない視点──緩衝材としての「綿わた」の可能性

伊藤 大介

おはようございます!

昨日のブログでも触れましたが
当店の配送車である
ハイエースは積載量が多く
日々の納品や引き取りに
大いに役立っています

実はその日
車内に大量の
「綿わた(木綿わた)」を
積んでいたのには
ちょっとした理由がありました

今回は、その背景にある
「意外な依頼」について
お話ししたいと思います

ブログ 1011日連続更新中!2025年7月31日の投稿です

過去ブログのお知らせ

 2022年10月24日から2024年2月29日までの記事は

 外部サイト アメーバブログにて書いておりました

 ↓コチラになります↓

読まれている記事

◾️ 質の良い睡眠マットレスや枕の選び方  寝苦しさの原因

◾️ バランスの取れた食事野菜多めの食事

◾️ 適度な運動就寝1時間前にサウナ

◾️ 冷えについて→腹巻き 足首 

 

思いがけない来訪者

ある日、1人の男性が
イトウふとん店を訪れました

お話を伺うと
その方は梱包資材を
扱う会社の方で

「木綿わた(コットン)を
大量に手配できないか」
とのご相談でした

布団屋にとって
綿わたを用意するのは
ごく日常的な業務なので

こちらとしては
特に難しい話では
ありませんでしたが

その方にとっては
“ようやくたどり着いた答え”
だった依頼先のようでした

どうやらその方は
高級な美術品などを
輸送する際に使う「緩衝材」として

綿わたを探していたとのこと
その依頼先として導き出したのが
イトウふとん店だったのです

クッション材としての「木綿わた」

実際に話を進めてみると
「綿わた(木綿わた)」は
緩衝材やクッション材として
非常に理にかなった素材です

自然素材でありながら
適度な反発力と柔軟性があり
ちぎったり、形を変えたり
しやすいのが特徴です

特に高価でデリケートな
品物に対しては
プラスチックや発泡スチロールとは
異なる“やさしさ”を持っていました

布団屋目線では
木綿わたは古くからの
日常的な布団の素材

しかし、異業種の方にとっては
それが「自在に形を変えられる
クッション材」として
魅力的に映るのだと
今回の出来事であらためて
気づかされました

考えてみると
寝具自体が
人の体と床の間との
「クッション」の役割をしていますよね

異業種の視点が、モノの可能性を広げてくれる

「自分たちが日常として
扱っているものが
誰かにとっては特別な解決策になる」

そんな気づきを与えてくれた
今回の出会いは
私たちにとっても大きな学びでした

普段の業務に追われていると
どうしても固定観念が
生まれてしまいますが

少し立ち止まって
視点を変えてみるだけで

素材の新たな可能性が
見えてくるのだと思います

今後も寝具に限らず
幅広い場面で役立つよう
柔軟な発想を持って
向き合っていきたいと思います

それでは、おやすみなさい!

友だち追加

↑LINEにてチャットでお問い合わせください!

プロフィール

伊藤 大介
前職はレコードバイヤーとして
海外からの買付けを経験後
イトウふとん店に転身
健康を支える睡眠の重要性に気づき
機能性の高い素材や構造に優れた寝具を
海外(主にヨーロッパ)から輸入したり
オリジナルで商品を企画する