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綿100%のわたを掛布団用のわたに変える

伊藤 大介

おはようございます!
ブログ 1,100日連続更新中!
2025年10月29日の投稿です

昨日も平日ながら
打ち直しやまくら、マットレス
羽毛布団など、多くのご相談を
いただきありがとうございました

その中で、まさに
「布団やさんならでは」
と感じるご相談がありましたので
今回はその一例をご紹介します

近年は軽くて扱いやすい布団が
主流ですが
昔ながらの木綿わた布団には
今も変わらぬ魅力があります

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いかにも“綿布団!”

打ち直しのご相談で
イトウふとん店から
ご近所のお客様宅へお伺いしました

出されたお布団は
見た瞬間に「これは綿布団だ!」
とわかるほどの立派な掛布団

サイズもやや大きめで
中わたは木綿100%


その重さはなんと7kgありました

お客様のご要望は
この布団をシングルサイズの
掛布団2枚に仕立て直してほしい
というもの。

ですが、単純にサイズダウンしてしまうと
1枚あたりが非常に重くなり
日常使いには向かなくなってしまいます
ここからが寝具専門店の腕の見せどころです

“ミックスわた”で軽くてふんわり

現行の掛布団に多く使われているのは
「ミックスわた」と呼ばれるわたです

これは、木綿とポリエステルを
半々に混ぜたもので
軽さと吸湿性を両立できるのが特徴です

今回の打ち直しでは
持ち込みの綿わたを
掛布団用のミックスわたに
作り変える工程を行いました

シングルサイズの
掛布団に使う綿の目方は
通常3.0kgほど

そこで新品のポリエステルわたを
適度に混ぜ
木綿がやや多めだった部分を調整し
2枚で合計6.0kgになるように打ち込みます

新品のポリエステルわた

こうして仕上がったわたは
ふんわり軽く、汗もよく吸い
まさに「昔ながらの心地よさ」と
「現代的な扱いやすさ」を
兼ね備えた掛布団になります

見極めと仕立て

綿わたの状態を見極め
最適な素材配合で再生するのは
長年の経験と専門知識があってこそ

同じ打ち直しでも
綿の質・経年変化・用途によって
仕立て方は変わります

量販店やネット注文では
対応が難しい「わたの調整」も
寝具専門店ならではの
細やかな作業で仕上げます

寒くなってきた今の時期
連日打ち直しのご相談を
多くいただいております

営業中であれば予約なしで
承っておりますので
「昔ながらの布団をもう一度使いたい」
と思われた方は
どうぞお気軽にご相談ください

それでは、おやすみなさい!

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プロフィール

伊藤 大介
前職はレコードバイヤーとして
海外からの買付けを経験後
イトウふとん店に転身
健康を支える睡眠の重要性に気づき
機能性の高い素材や構造に優れた寝具を
海外(主にヨーロッパ)から輸入したり
オリジナルで商品を企画する