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「好み」と「適正」はズレるという話

伊藤 大介

おはようございます!
ブログ 1,140日連続更新中!
2025年12月9日の投稿です

本日も年末年始の
レンタル布団について
何件ものお問い合わせを
いただきました

今週末を迎える前に
すでに年内のご予約は
打ち切りとなりそうです

毎年のことですが
お断りするのは
本当に心苦しいものです

ただ、イトウふとん店としても
在庫には限りがあり
責任をもってお届けできる
範囲を守らなければなりません

そんな慌ただしい平日の中
枕のお悩みを抱えたお客様
お母様と娘様が
ご来店くださいました

娘様はすでに
当店のオーダー枕をご使用中で
「すごく調子が良いから」と
お母様をお連れくださったとのこと

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 2022年10月24日から2024年2月29日までの記事は

 外部サイト アメーバブログにて書いておりました

 ↓コチラになります↓

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「好み」と「体に合う」の違い

枕をお選びする際
私たちはお客様の寝姿勢を
客観的に確認します

首から背骨、そして腰へと
続く角度を見ながら
どこに負担があるのか
どの角度が自然なのかを
丁寧に探ります

ただ、ここで必ずと
いっていいほど直面するのが
「慣れ」と「体に合う」の
ギャップです

今回のお母様も
「今使っている枕はもっと高いのよ」
「高い方が好きなの」と
おっしゃっていました

しかし、その“好み”で選んだ枕が
現在の不調につながっているケースは
実はとても多いのです

“好き”=“合っている”とは限りません
ここが枕選びの難しさであり
同時に大切なポイントです

対話という接客

とはいえ
「その好みは間違っています」と
一方的に否定してしまえば
決して良い結果にはつながりません

そこで私たちは
「なぜ合わないのか」
「どの向きなら高めでも良いのか」
「逆に横向きでは低い方が
楽ではありませんか」
といった“理由”を
丁寧に言語化しながら
実際に体感していただきます

すると驚くほど雪解けが早く
表情が和られていく瞬間があります

枕は数値だけで
解決できるものではなく
睡眠環境の調整には
“体感の納得”が欠かせません

抽象的に聞こえるかもしれませんが
この「理解のプロセス」こそ
良い寝具選びのキモだと
感じています

“習慣”との折り合い

特に年齢を重ねるほど
寝姿勢も枕の高さも
長年の習慣として
固まっています

これは悪いことではなく
人それぞれの歴史が
積み重なっている証拠

ただ、その習慣が
今の体にフィットしているか
どうかは別問題

そこで必要になるのが
“妥協点”を探る作業です

お客様の慣れを尊重しながら
体に負担のない方向へ
少しずつ寄せていく

その微調整が
うまくいった瞬間
長年の悩みが
ほどけることがあります

我々も毎度
似ているパターンはあっても
同じケースはほぼないです

お一人お一人
何もかも違うので
私たちもいつも緊張感を持って
サービスをご提供する姿勢を
忘れることはありません

それでは、おやすみなさい!

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プロフィール

伊藤 大介
前職はレコードバイヤーとして
海外からの買付けを経験後
イトウふとん店に転身
健康を支える睡眠の重要性に気づき
機能性の高い素材や構造に優れた寝具を
海外(主にヨーロッパ)から輸入したり
オリジナルで商品を企画する