おはようございます!
昨日は日進市から瀬戸市へと
春日井市から比較的近いエリアの
お客様のもとへ行ってきました
特に瀬戸市のお客様からは
羽毛布団の「吹き出し」に
関するお悩みがあり
羽毛リフォームを検討されてました
しかし、現物を拝見した結果
今回はリフォームではなく
処分という判断に至りました
(他2枚はリフォーム)
その羽毛布団には
「ダウン50%・フェザー50%」
と表記があり
生地はポリエステル100%
中身の吹き出しが目立つ状態
今回はその原因と背景
そして
「羽毛布団を選ぶ際に本当に大切なこと」
について書いていきます
ブログ 1004日連続更新中!2025年7月24日の投稿です
過去ブログのお知らせ
2022年10月24日から2024年2月29日までの記事は
外部サイト アメーバブログにて書いておりました
↓コチラになります↓
読まれている記事
吹き出しの原因は「生地の劣化」だけではない
一般的に
羽毛布団の中身が
吹き出してしまう原因として
まず挙げられるのは
「生地の劣化」です
特に長年使用された布団では
摩耗や裂けが起きてしまい
中の羽毛が噴き出してしまう
ケースが多く見られます
しかし、今回拝見した
瀬戸市のお客様の布団は
目立った裂けもなく
生地もまだ比較的新しいものでした
にもかかわらず
フェザーが複数箇所から
飛び出している
これは通常の劣化とは
異なる要因があると
判断しました
フェザーの割合と縫製の問題
注目すべきは
「中身の構成」です
ダウンとフェザーが
50%ずつという仕様は
一般的に
コストパフォーマンス重視の布団に
よく見られる構成です
ダウンは柔らかく丸みがあるのに対し
フェザーは芯があり硬く
特に軸の先端が尖っているため
生地を押し破るようにして
飛び出しやすい性質があります
↑実際のダウン50%(フェザー50%)の中身
また縫製の観点からも
原因が考えられます
観察してみると
フェザーが出ているのは
縫い目の部分
これはミシン目のピッチ(間隔)が広く
縫い込みが甘い証拠です
特にポリエステル100%の生地は
滑りやすく
綿や超長綿に比べて糸が
しっかり食い込まない性質があります
大量生産品では
このような縫製の甘さが
見落とされがちですが
睡眠という毎日の時間に
使う道具においては
大きな問題となります
長期的な視点で見る「羽毛布団」の価値
「まだ新しいのにもう使えない」
このような残念な事例を
目にするたびに
品質の重要性を改めて実感します
布団は単なる生活用品ではなく
私たちの睡眠という健康と
直結した時間を支える道具です
だからこそ
羽毛布団を選ぶ際には
「長く状態良く使えるかどうか」
に目を向けていただきたいのです
価格だけを見れば
ダウン50%・フェザー50%の布団は
手頃に思えるかもしれません
しかし、中身の吹き出しや
生地の縫製トラブルにより
数年で使えなくなるようでは
結果的にコストがかさみます
羽毛リフォームという選択肢が
あるとはいえ
初期段階で品質にこだわることで
その後の快眠と経済性を両立することが可能です
睡眠の質を守る投資として
品質の良い布団を選ぶことが
結果的に最も安心で
満足のいく選択につながります
それでは、おやすみなさい!
↑LINEにてチャットでお問い合わせください!
プロフィール
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伊藤 大介
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前職はレコードバイヤーとして
海外からの買付けを経験後
イトウふとん店に転身
健康を支える睡眠の重要性に気づき
機能性の高い素材や構造に優れた寝具を
海外(主にヨーロッパ)から輸入したり
オリジナルで商品を企画する