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布団本体の柄(デザイン)は必要ない?現代の選び方事情

伊藤 大介

おはようございます!

当店では、連日
「綿布団の打ち直し」や
「羽毛布団のリフォーム」の
ご相談をいただいておりますが
その際に意外と多くのお客様が悩まれるのが
「布団本体の側生地を柄にするか無地にするか」
という点です

↑昨日裁った無地の綿布団の生地

今回は
布団本体のデザインの意味合いと
現代における考え方の変化について
お届けいたします

ブログ 1018日連続更新中!2025年8月7日の投稿です

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昔の布団に「柄」が必須だった

かつては
掛カバー自体の真ん中が
丸くくり抜かれていた
時代がありました(今もあります!)

つまり布団本体の
側生地がそのまま
見えていたのです

そのため
布団自体に華やかな柄を
施すのが当然とされており
綿布団も羽毛布団も
側生地には
花柄や古典模様などが
よく使われていました
(今もあります笑)

また、それ以前には
「反物」の文化が根付いており
着物と同じように
布団にも柄物の生地を
使うのが自然でした
柄が前提であったため
カバーは無地でも
問題なかったわけです

このように
布団の柄は「見せるもの」
としての側面が強く
側生地にデザイン性が
求められていたのです

現代では「見えない中身」より「見せるカバー」

しかし
現代に近づくにつれて
大きな変化が起きました

掛カバーが布団を
すっぽり覆うようになり
側生地が外から見えることが
ほとんどなくなったのです

現在販売されている
カバーの多くは
すでにデザイン性のある
プリント生地が主流です

シンプルな「無地カラー」も
人気がありますが
いずれにしても
“外から見えるのはカバー”
という認識が定着しました

そのため
比較的ご年配のお客様からも
「中身(布団本体)は無地で構わないですよ」
とおっしゃっていただくことが
増えてきました

見せるのはカバー、だから中身は自由でいい

では
「布団本体を無地にする」と
品質面で何か問題があるのでしょうか?

結論から言えば
無地だからといって
通気性や耐久性が
落ちるわけではありません

たとえば
ガーゼ生地のように
明らかに通気性に特化した素材でない限り


「柄があるかないか」は
見た目以外にほとんど影響しません

実際
当店で綿布団の打ち直しを
ご依頼いただくお客様の多くが
側生地を「無地」で
選ばれる傾向にあります

柄の有無よりも
生地のしなやかさや質感
色の好みが重視されるように
なってきたのです

もちろん
「やっぱり柄がないと寂しい」と
感じられる方のために
伝統柄やモダン柄の側生地も
各種ご用意しておりますので
ご注文時にお気軽にご相談ください

柄あり、無地、どちらにも良さがあります

大切なのは
「自分が何を重視したいか」
という視点です

布団の打ち直しやリフォームを
ご検討の際には
ぜひ側生地のことも
ゆっくり考えてみてください

それでは、おやすみなさい!

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プロフィール

伊藤 大介
前職はレコードバイヤーとして
海外からの買付けを経験後
イトウふとん店に転身
健康を支える睡眠の重要性に気づき
機能性の高い素材や構造に優れた寝具を
海外(主にヨーロッパ)から輸入したり
オリジナルで商品を企画する