おはようございます!
昨日も酷暑の中
敷布団やマットレスについての
ご相談で何組かのお客様に
ご来店いただきました
その中で特に印象的だったのが
「薄い敷布団を重ねて寝ている」
というお客様のお話です
結果的にその方は
木綿の敷布団を
ご購入くださいましたが
その経緯には
「敷布団選びの落とし穴」と
「正しい選び方のヒント」が
隠れているように思います
薄い敷布団を重ねるとどうなるか?
敷布団は長く使ううちに
中ワタが潰れていき
いわゆる「せんべい布団」と
呼ばれるような状態になります
薄い敷布団1枚では床に近く
身体の凸部分が硬い床に
直接当たって痛みを
感じやすくなります
そのため「2枚重ね」「3枚重ね」
といった対処をする方が
少なくありません
しかし実際には
薄い敷布団を重ねても
快適さが戻るわけではありません
中綿が潰れた布団同士を重ねると
変なクッション性が生まれ
身体を均等に支えることができません
結果として腰や背中に負担がかかり
腰痛や肩のこりを悪化させる
原因になることもあるのです
ブログ 1,032日連続更新中!2025年8月21日の投稿です
過去ブログのお知らせ
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外部サイト アメーバブログにて書いておりました
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読まれている記事
重ね使いの意外なリスク
もうひとつ
見落とされがちなのが
「湿気」の問題です
敷布団は寝ている間に
コップ一杯分の汗を
吸うといわれています
2枚重ねただけでも
布団同士の間に湿気がこもりやすく
さらに3枚となると
そのリスクは一層高まります
湿気はカビやダニの温床にもつながり
衛生的にも快適とはいえません
また、どれだけ重ねても
中綿がすでに潰れている以上
本来の「支える力」は戻りません
むしろ
「寝返りのしにくさ」
「ムレ感」
「身体の痛み」といった
別の悩みが積み重なってしまうのです
本当に必要なのは「土台」と「素材」
薄い敷布団を重ねるよりも
まだ硬さのあるベース(マットレスや畳など)
の上に適度な厚みと弾力を持つ
敷布団を1枚敷く方が
身体をしっかり支えることができます
昨日のお客様も
最終的には木綿の敷布団を
お選びくださいました
木綿わたの敷布団は
吸湿性に優れ
適度に硬さがあるため
身体を受け止めやすい
特徴があります
人の身体は複雑で
体格や寝姿勢によって
必要なサポートの形は
異なります
そのため「これで解決!」といった
キャッチコピーに
安易に飛びつくのではなく
寝具と身体と睡眠
この3つを統合的に見られる
専門店で相談することが大切です
まとめ
「へたった敷布団」を
何枚も重ねるのは
腰痛の改善どころか
新たな不調の原因になる
場合があります
快適な眠りには
正しい土台と素材を
選ぶことが欠かせません
ぜひ、ご自身の身体や
生活環境に合った敷布団を
見直してみてください
イトウふとん店では体感しながら
ご相談いただけますので
安心して納得のいく一枚をお選びいただけます
それでは、おやすみなさい!
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プロフィール
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伊藤 大介
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前職はレコードバイヤーとして
海外からの買付けを経験後
イトウふとん店に転身
健康を支える睡眠の重要性に気づき
機能性の高い素材や構造に優れた寝具を
海外(主にヨーロッパ)から輸入したり
オリジナルで商品を企画する