メンテナンス

羽毛布団と羽根布団は違うものです

伊藤 大介

おはようございます!

お客様とお話をしていると
「羽根(はね)布団がさぁ〜」
という言葉を耳にすることが
よくあります

特に羽毛リフォームのご相談の際には
この「羽毛」と「羽根」の
呼び方の違いが頻繁に
話題になります

正直なところ
「どっちでもいいのでは?」と
思われがちですが
実はここには
明確な区別があるのです

本日は、その違いを整理しながら
羽毛布団を選ぶ際に
知っておくべきポイントをご紹介いたします

ブログ 1,040日連続更新中!2025年8月29日の投稿です

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羽毛(ダウン)と羽根(フェザー)の違い

まず押さえていただきたいのは
ダウン=羽毛、フェザー=羽根
という定義です

羽毛布団と呼ばれるのは
ダウンが50%以上含まれているもの
一方でダウンが50%未満で
フェザー主体のものは
「羽根布団」と呼ばれます

つまり名称には
明確な基準が存在するのです

羽毛(ダウン)は
水鳥の胸元に生える綿毛で
球状に広がる立体的な
構造をしています

この形状によって
多くの空気を含み
抜群の保温性を発揮します

一方、羽根(フェザー)は
平らで芯のある羽軸を
持っており
弾力性はあるものの
空気を抱え込む力は弱く
保温力という点では
劣ってしまいます

したがって
暖かさを重視するなら断然
「羽毛(ダウン)」の
比率が高い布団が
適しているのです

羽毛リフォームの現場でよくある誤解

最近お持ち込みいただいた
羽毛リフォームのご相談でも
実際には「羽根(フェザー)たっぷり」の
布団であった事例がありました

画像を見ても明らかなように
フェザーの割合が多すぎると
リフォームが難しくなります

なぜなら
平たい羽根は機械に
詰まりやすく
加工ができないためです

羽毛リフォームは
「使えるダウンを取り出して再生する」
仕組みですから
素材の質が大きく関わります

つまり、フェザー中心の布団は
リフォームに適さない場合が
多いのです

「長く使いたい」
「良い布団をリフォームで再生したい」と
考えるなら

購入時に羽毛(ダウン)の割合を
しっかり確認することがとても大切です

選ぶ基準は「暖かさ」と「将来のメンテナンス」

羽毛布団を選ぶときの基準は
大きく二つあります

一つは
ダウンの比率が高いほど
優れた保温性が得られるという点

もう一つは
将来的に羽毛リフォームで
蘇らせられるかどうかという点です

ダウンの豊かな弾力と保温性は
寒い冬を快適に過ごすための
大きな味方になります

そして、適切な品質の羽毛布団であれば
リフォームによって
再びふっくらとした暖かさを
取り戻すことができます

まだまだ暑い日が続いていますが
冬の準備は早めに始めるのが安心です

羽毛布団と羽根布団の違いを
正しく理解していただくことで
ご自身やご家族にとって
最適な一枚を選ぶことができるでしょう

それでは、おやすみなさい!

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プロフィール

伊藤 大介
前職はレコードバイヤーとして
海外からの買付けを経験後
イトウふとん店に転身
健康を支える睡眠の重要性に気づき
機能性の高い素材や構造に優れた寝具を
海外(主にヨーロッパ)から輸入したり
オリジナルで商品を企画する