
おはようございます!
先日お客様から
ムートンシーツの
メンテナンス(クリーニング)の
ご相談を受けた際の話です
ムートンシーツのクリーニングは
かなりの専門領域の話になります
通常のクリーニングではなく
皮と毛が繋がっているモノを
扱うので
ほとんどの場合
店頭でのおおよその見解
工場での職人からの見解
の二段階で検品をします
その際工場の職人さんから
「虫が食ってたら話は別だよ」
という言葉をいただくことがあります
ブログ 895日連続更新中!2025年4月5日の投稿です
2022年10月24日から2024年2月29日までの記事は
外部サイト アメーバブログにて書いておりました
↓コチラになります↓
虫食いはありえます
ほとんどの場合
ムートンを預かると
「買った時より毛が
ねた(つぶれた)ので
一度クリーニングをしたい」
です
この場合はシンプルに
クリーニングのみの処置でOK
(といっても起毛加工をするので
服とかの丸洗いではないです)
次にあるのが
「皮から毛がボソッと
剥がれた」
このケースも周りの皮の
状態によりますが
局所的ならその部分を
交換すれば良いです
そしてそれ以外に
虫が食ってしまったケース

ムートンを食う虫に
「ヒメマルカツオブシムシ」
という名前の虫がいます
こうなってしまうと
処置も変わってきますし
痛みがある皮の部分も
広がっている可能性が
出てきます
防虫剤は必須です
やはり虫を予防するには
防虫剤ですよね
特に押入れにしまっておく場合に
防虫剤は必須な対応です
そして防虫剤を
ケース内に入れるときに
色褪せなども考えて
不織布などに
防虫剤を包んで
しまうのがいいかもしれません
そもそも年中使えるので片付けない
とここで押入れにしまう?
防虫剤で対応?
なんて話をしてしまったら
そこらへんのチープなブログになってしまいます
そもそもムートン(羊毛)は
1年中使って欲しいアイテム
夏だから羊毛は使わない?
それはもう少し羊毛(ウール)に
対して造詣を深くした方が
人生が潤うと思います
羊の毛むくじゃらの上に
真夏なんて寝てられない?
それでは麻のシーツを
ムートンに被せて
その上で寝て下さい
本物の羊毛の真価は
保温性ではなく
調湿性にあります
イトウふとん店では
ムートンを売るより
すでにお持ちのお客様が
メンテナンスのご依頼がほとんど
みなさんとお話ししていて
ムートンの正しい知識を
買うときに伝えられていないのだなぁと
感じています
羊毛、ウール、ムートンは
使い方次第
メンテナンス次第で
最高のアイテムになります
地道な活動ですが
関わる方に直接伝えていこうと思います
それでは、おやすみなさい!

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プロフィール

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前職はレコードバイヤーとして
海外からの買付けを経験後
イトウふとん店に転身
健康を支える睡眠の重要性に気づき
機能性の高い素材や構造に優れた寝具を
海外(主にヨーロッパ)から輸入したり
オリジナルで商品を企画する
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