おはようございます!
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2026年5月31日の投稿です
先週の金曜日から土曜日にかけて
少し変則的な夜を過ごしました
次女のテニスクラブの大会が長野であり
深夜3時30分に出発するというので
一度床に就いて2時30分に起床
見送りを終えてまた
4時30分頃に寝直しました
金曜は普段より早めに寝たので
合計の睡眠時間はいつもより
1時間ほど短かった程度
数字だけ見れば
「まあ許容範囲かな」と
思っていました
ところがその日1日がひどかった
ずっと頭がふわふわして眠たい
若い頃の徹夜明けに似た
独特の浮遊感が抜けないのです
睡眠時間はそれほど足りていないわけでもないのに
なぜこんなに感覚がおかしいのか
普段から睡眠のことを
考えている自分でも
不思議に思いました
過去ブログのお知らせ
2022年10月24日から2024年2月29日までの記事は
外部サイト アメーバブログにて書いておりました
↓コチラになります↓
読まれている記事
睡眠は「量」より「構造」
私がその日に体験したのは
「分割睡眠」の典型的な副作用です
睡眠はただ横になっている
時間ではありません
ノンレム睡眠(深い眠り)と
レム睡眠(夢を見る浅い眠り)が
一定のサイクルで繰り返され
それが3〜4回まわることで
はじめて脳と身体の回復が完了します
深夜に一度眠って
途中で起き
また寝るという「分割」は
このサイクルを途中で
切断することになります
健康な男性53名を対象にした
研究(Jackson et al. 2014)では
夜間の連続睡眠・昼間の
連続睡眠・分割睡眠の3条件を比較
分割睡眠グループの総睡眠時間は
平均7時間16分に留まり
主観的な眠気は
連続夜間睡眠グループより高かった
Chronobiology International, 2014
合計時間がほぼ同じでも
「眠気」は分割睡眠の方が強く出る
私が体験したことと一致しています
「ふわふわ感」の正体
あの感覚には
もう少し細かい説明があります
一つは「睡眠慣性」
眠りから覚醒に切り替わるとき
脳はすぐにはフル稼働できません
深い眠りから急に起こされるほど
この惰性が長引きます
深夜2時30分という
本来ならぐっすり眠っているはずの時間帯に
強制起床したわけですから
睡眠慣性は相当強かったはず
もう一つは
体内時計(サーカディアンリズム)のズレ
人間の身体は
「夜に寝て、朝に起きる」という
リズムで体温・ホルモン・代謝が
調整されています
このリズムを
深夜の中途覚醒で乱すと
再入眠後の睡眠の質も落ちる
再び寝た「4時30分〜朝」の睡眠は
浅くて回復効率が
低いものになりやすいのです
睡眠の回復機能については
2024年のLancet Neurology誌が
重要な視点を示しています
睡眠中、脳のグリンパティック系が活性化し
覚醒中に蓄積された
代謝産物(アミロイドβ等)を洗い流す
このプロセスは主に
ノンレム睡眠(深い眠り)中に起こり
睡眠が途切れることで効率が落ちる
と考えられています
The Lancet Neurology, January 2025
こういう夜はどうすればよかったか
今回のケースは
「仕方がない」状況でした
娘の大会の見送りは
優先する話ですし
深夜3時30分出発の日程は
変えられません
でも一つ対策があるとすれば
前日の就寝を早めておくこと
「事前の睡眠貯蓄には限界がある」
という研究者の指摘はあっても
前日に十分眠っておくことで
翌日の睡眠不足の影響を
和らげることは
複数の研究で確認されています
いつもより1〜2時間早く床に入っておく
それだけで土曜日の消耗感は
少し変わっていたかもしれません
良い眠りとは
長い眠りではなく
「一続きの眠り」
睡眠の回復機能は
途切れない時間の中で
サイクルが積み重なることで発揮されます
分割しても同じ
とはならないのが
睡眠の正直なところです
それでは、おやすみなさい!
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プロフィール
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伊藤 大介
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前職はレコードバイヤーとして
海外からの買付けを経験後
イトウふとん店に転身
健康を支える睡眠の重要性に気づき
機能性の高い素材や構造に優れた寝具を
海外(主にヨーロッパ)から輸入したり
オリジナルで商品を企画する