メンテナンス

クリーニングをお断りする場合の話

伊藤 大介

おはようございます!
ブログ 1,405日(3年9ヶ月)連続更新中!
2026年8月28日の投稿です

昨日は朝から関西、関東、東北と
各地の業者さんとの
打ち合わせが続く一日でした

気づけば夕方
昼食を食べるタイミングで
次の打ち合わせが始まり
また次の打ち合わせへ

そんな慌ただしい一日だったのですが
店頭では不思議と
同じようなご相談が重なりました

それは
「側生地が破れてしまったお布団」のご相談です

実はこの時期
お布団のメンテナンスを
考える方が増えるため
毎年のように同じケースが発生します

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側生地が破れた布団

昨日ご来店いただいたお客様も
長年使われたお布団の側生地が
破れている状態でした

「クリーニングで
綺麗になりますか?」

というご相談だったのですが
この場合はお受けできないケース

理由はとてもシンプルです

クリーニング工程の中で
現在破れている箇所が
さらに広がったり
別の箇所が破れてしまう
可能性があるからです

お布団の側生地は
長年使用すると
生地そのものが弱くなっています

目に見えている破れ以外にも
生地全体に負担が
蓄積していることがあります

もしクリーニング中に
破損が広がってしまえば
お客様にとっても
私たちにとっても
望ましい結果にはなりません

「破れた部分だけ縫う」は解決になるのか?

「破れているところだけ
補修してクリーニングできませんか?」
と聞かれることがあります

お気持ちはよく分かります

ただ、破れた箇所だけを縫っても
生地全体の劣化が
改善するわけではありません

例えば洋服でも
袖口が擦り切れている状態で
別の場所を引っ張ると
新たな破れが出ることがあります

同じように
お布団も長期間使用した生地は
全体的に傷んでいることがあります

今ある破れを直しても
今度は別の場所が
クリーニング工程で
耐えられなくなる可能性があります

そのリスクを考えると
「補修してからクリーニング」
という判断は難しいのです

お客様にとって大切なのは
その場で作業を受けることではなく
結果として安心して
使い続けられることだと考えています

昨日の2件はどうなったか?

では、昨日ご相談いただいた
2件のお布団はどうなったのでしょうか?

1件目のお客様は羽毛布団でした
側生地は破れていましたが
中の羽毛の状態を確認すると
十分に再利用できる状態でした

そのためクリーニングではなく
羽毛リフォームをご提案

新しい側生地へ入れ替えることで
これからも長く使っていただける見込みです

一方、もう1件のお客様のお布団は
生地だけでなく中材の傷みも進んでいました

この状態でメンテナンス費用をかけるよりも
新しいお布団へ買い替えた方が
結果として満足度が高いと判断し
買い替えをご提案しました

同じ「側生地が破れたお布団」でも
答えはひとつではありません

こうした判断は実際に
お布団を見てみなければ
分からないことが多くあります

もし側生地が破れてしまった
お布団がありましたら
処分する前に一度ご相談ください

状態を確認しながら
お客様にとって無理のない選択肢を
ご提案いたします

それでは、おやすみなさい!

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プロフィール

伊藤 大介
前職はレコードバイヤーとして
海外からの買付けを経験後
イトウふとん店に転身
健康を支える睡眠の重要性に気づき
機能性の高い素材や構造に優れた寝具を
海外(主にヨーロッパ)から輸入したり
オリジナルで商品を企画する